オレンジスウィート
アロマの期待できる効果効能
精神的ストレスからのお腹の不調を整える
発汗を促し、余分な熱を逃す
落ち込んだ気持ちを明るく前向きにしてくれると同時に
緊張とストレスを取り去り、リラックスをもたらす
発汗を促し、うっ滞した体液のめぐりを良くする
乾燥を防ぎ、潤いを与える
植物・歴史のエピソード
オレンジの木は、中国とインドが原産地で、果皮からはオレンジ油、花からはネロリ油、葉や小枝からはプチグレン油…と、1本の木から3種類もの精油が採れます。
おいしそうな香りを放ち、鳥や動物を引き寄せ果実を食べてもらうことで、子孫繁栄につなげます。そういった側面から見ると、消化器の働きを助けたり、元気を分けてもらえることにも納得ですね。
また、オレンジは古くから「無垢」と「多産」を象徴するものとされ、風水では金運を高めるシンボルともされているようです。中国では4000年以上も前からオレンジが食べられていたという、長い歴史もあるそうです。古くから身近な食べ物であったからこそ、わたしたちもオレンジの香りをかぐとほっと安心できるのかもしれませんね。
その後、海を渡り、17世紀ごろにヨーロッパへ導入されます。ギリシャ神話でアフロディーテに捧げられた「黄金のリンゴ」は、実はオレンジだったといわれています。
こんな時におすすめ
下痢や便秘の他、食欲がわかないなど、おなか全般の不調に
考えが固くなっていると感じるとき
冷えやむくみが気になるとき
組み合わせにおすすめメニュー
アロマトリートメントpphoto
【アロマオイルトリートメント】
オレンジスイートの精油は、おなかの調子を整えるのが得意なので、特に背中やお腹のトリートメントにおすすめです。おなかと背中は表裏一体であり、精神的なストレスが出やすい箇所でもあります。
アロマオイルトリートメントの、筋肉を優しくゆるめる手技と、オレンジスイートのあたたかい香りで、こころとからだがほっとゆるむ時間をお過ごしいただけます。
香りの印象
フレッシュでさわやかなオレンジの香り。
わいわい楽しい雰囲気や、元気づけるような明るさが
ありながら、あたたかい陽だまりにいるような、ほっ
とする香りです。アットホーム、という言葉が似合う
香りです。
プロフィール
[オレンジスイート]
学名:Citrus sinensis
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
注意事項:敏感肌の方は肌刺激に注意
グレープフルーツ
アロマの期待できる効果効能
うっ滞した体液のめぐりを良くし、むくみなどの余分な水分を排出させる
体の余分な熱を取り、おなかの調子を整える
無気力感や不安がを取り去り、積極性をもたらす
緊張とストレスから解放し、気持ちの安定を助ける
特徴成分である「ヌートカトン」が、脂肪溶解を助け、
セルライトに効果的といわれる
植物・歴史のエピソード
温暖な気候で育つグレープフルーツ。ブドウの房のように、鈴なりに実をつけることから、「グレープフルーツ」と呼ばれ、独特の苦みのある香りである「ヌートカトン」や、森林の香り成分に多い「ピネン」などが、グレープフルーツ特有の、清涼感とビター感に影響を与えています。
グレープフルーツは自然交配種で、スイートオレンジとポメロの交配種と考えられており、18世紀にカリブ海の島、バルバドスで発見されます。
西インド諸島ではじめて栽培されたという説もあり、イギリスのシャドック船長がこの地域に導入した事から、「シャドックフルーツ」とも呼ばれていたのだそうです。
グレープフルーツの香りをかぐと、明るく満たされた気持ちになりますし、甘さと苦みとさわやかさのバランスが良いため、この香りが苦手だという方は、ほとんど見かけません。一説によると、グレープフルーツの香りで幸せな気持ちになるのは、幸せホルモンである「エンケファリン」を分泌するからとも言われています。
学名の「Paradisii」には、「楽園」という意味があり、人の集まる場所にグレープフルーツの香りがあると、コミュニケーションが活性化されるとのデータもあるそう。
「楽園の果物」との名前にも、なるほどなぁ…と納得してしまいます。
こんな時におすすめ
食べ過ぎた時や、逆に食欲がわかないなどの、おなかの不調に
落ち込みや不安など、こころのもやもやを晴らしたいとき
むくみやセルライトを解消したいとき
組み合わせにおすすめメニュー
コルギトリートメントをpphoto
【ボディコルギトリートメント】
グレープフルーツは、脂肪溶解を助ける「ヌートカトン」という成分が特徴であり、ダイエットの代名詞的な精油です。
ボディコルギトリートメントの、骨と筋肉を同時に刺激し、むくみを押し流す手技と組み合わせることで、セルライトやむくみに働きかけ、ボディメイクしながら、こころもすっきりリフレッシュすることが出来ます。
香りの印象
軽い苦みのあるフレッシュでさわかやな香り。
まぶしい太陽の下で、スポーツをするような、
アクティブでエネルギッシュなイメージ。
わいわいとした明るい楽しさだけでなく、人
を元気づけ、ひっぱっていくような、温かさ
があります。
プロフィール
[グレープフルーツ]
学名:Citrus paradisii
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
注意事項:敏感肌の方は肌刺激に注意
光毒性があるため、濃度と強い紫外線に注意
※当店のトリートメントでは、光毒性を発揮
する濃度以下で使用しております。
ベルガモット
期待できる効果効能
ストレスからくるおなかの不調を整える
風邪予防などの呼吸器系のケアに
こころを落ち着かせると共に、気分を明るく高揚してくれる
緊張をゆるめ、程よいリラックスをもたらす
油性肌、ストレス性のにきびなどに効果的といわれる
植物・歴史のエピソード
特別な気候と土壌でしか育たない、デリケートな植物、ベルガモット。ダイダイとマンダリンオレンジの交配種と推定させており、表面にはぶつぶつしたへこみがあり、形は洋ナシ型をしています。
果実は小ぶりで苦く、すっぱすぎる為、人間の食用には適さず、薬用以外には果汁は使用されません。果皮から採れる香りは、アールグレイティーの香りづけで有名であり、ナポレオン時代には香水としても人気で、主要な成分であったそうです。
精油の名前は、トルコ語で「梨の王」を意味するBegarmudiを語源とする説の他、言い伝えによる、クリストファー・コロンブスがこの木をカナリア諸島で発見して、それをスペインとイタリアに導入したことに関連付けて、イタリアのベルガモまたはスペインのベルガに因んで名付けられたともいわれてます。
ベルガモットの成分は柑橘系精油の中では珍しく、こころの落ち着きとリラックスをもたらす、酢酸リナリルを約30%含むことが特徴です。その数値は、リラックスの代表であるラベンダー精油以上であり、好き嫌いがなくエレガントな香りは、心地よい眠りのおともにもおすすめです。
こんな時におすすめ
ストレスからの胃痛や、逆に食欲がわかないなどの、おなかの不調に
怒りや落ち込みなどで、乱れた感情のバランスを取りたいときに
風邪が流行る季節に
組み合わせにおすすめメニュー
コルギトリートメントをpphoto
【デコルテトリートメント】
ベルガモットは、ストレスの緩和や気持ちのバランスをとることが得意で、精神的効果の大きい精油です。
ストレスで緊張した体は、肩が上がり、呼吸が浅くなりがちなので、デコルテトリートメントの、ゆったりとした手技で緊張をゆるめることで、深い呼吸を促します。ベルガモットの穏やかで明るい香りをダイレクトに感じられるので、呼吸ケアしながら、深くリラックスすることができます。
(トリートメントでは光毒性のないベルガモットFCFを使用しています)
香りの印象
軽いフローラル感と、さわやかでビターな青
みのある香り。
静かで穏やかながら、力強く輝く満月や、雲
から射し込む光のようなイメージが浮かびま
す。知的で優雅、マイペースな印象。
プロフィール
[ベルガモット]
学名:Citrus bergamia
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
注意事項:敏感肌の方は肌刺激に注意
光毒性があるため、濃度と強い紫外線に注意